freeeの評判は本当?個人事業主目線で正直にレビュー
「freeeって実際どうなの?」「簿記の知識がなくても確定申告までたどり着けるの?」——会計ソフト選びでこの記事にたどり着いた方の多くは、こうした不安を抱えているのではないでしょうか。
この記事では、フリーランス・個人事業主向けクラウド会計ソフトfreee会計を、料金・操作性・サポートの3点から正直にレビューします。先に結論をお伝えすると、「簿記がまったくわからない・はじめて青色申告に挑戦する」という方にはfreeeが向いている場合が多いといえます。ただし万人向けではないため、向かない人の条件もあわせて説明します。
※本記事の料金・仕様は執筆時点(2026年)のものです。最新の正確な金額はfreee会計 個人向け料金プランでご確認ください。税務上の個別判断は税理士にご確認ください。
結論:freeeが向いている人・向かない人
向いている人
- 簿記の知識がゼロで、複式簿記による帳簿付けに不安がある人
- 銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込み、仕訳の手間を減らしたい人
- スマホでレシートを撮影し、外出先でも経費入力を済ませたい人
- チャットや電話など、つまずいたときに頼れるサポートを重視する人
向かない人
- すでに簿記の知識があり、勘定科目を自分の手で細かくコントロールしたい人
- とにかくコストを最優先にしたい人(無料で確定申告まで完結させたい人は他ソフトの方が合う場合があります)
freeeの設計思想は「簿記を知らない人でも使える」点に振り切られています。この方向性が自分に合うかどうかが、満足度を大きく分けます。
料金プラン(2026年・個人向け)
freee会計の個人事業主向けプランは、大きく3段階に分かれています。年払いの年額(税抜)を基準にすると、おおよそ次のとおりです。
| プラン | 年額(税抜・年払い) | 主な対象 |
|---|---|---|
| スターター | 24,000円 | 白色申告・シンプルな青色申告 |
| スタンダード | 48,000円 | 青色申告で65万円控除を本格的に狙う人 |
| プレミアム | 年払いのみ | 電話サポートまで含めて手厚く使いたい人 |
無料でお試しできる期間が用意されているほか、月払いも選べますが、月払いは年払いより割高になります。継続して使う見込みがあるなら年払いの方が費用を抑えられます。正確な最新金額は必ず公式の料金ページで確認してください。
なお、青色申告で最大65万円の特別控除(e-Taxによる電子申告などの要件を満たした場合)を受けるには、複式簿記による記帳が前提になります。控除額の条件は国税庁「No.2070 青色申告制度」に定められており、freeeのスタンダード以上であれば必要な帳簿を自動で整えられます。
操作性:簿記を知らなくても進められる設計
一般的な会計ソフトは「借方・貸方」「勘定科目」といった簿記用語が前提になりますが、freeeは「お金が入ってきた」「支払いをした」という日常の言葉で入力を進められるのが最大の特徴です。
銀行口座やクレジットカードを連携しておけば、明細が自動で取り込まれ、仕訳の候補まで提案されます。一度ルールを覚えさせれば、次回以降は似た取引を自動で分類してくれるため、入力の手間は回を追うごとに軽くなっていきます。スマホアプリも用意されており、レシートを撮影して経費として登録する作業を外出先で済ませられる点も、忙しいフリーランスには現実的なメリットです。
サポート体制
freeeはプランによってサポートの手厚さが変わります。下位プランではチャットやメールが中心ですが、上位プランになると電話サポートが付き、操作でつまずいたときに口頭で相談できます。はじめての確定申告で不安が大きい方は、サポートが充実したプランを選んでおくと安心して進められる場合があります。
ただし、ソフトのサポートはあくまで操作方法の案内が中心であり、個別の税務判断(この経費は認められるか、など)には踏み込めません。判断に迷う場面では、詳しくは税理士にご確認ください。
デメリットも正直に
freeeは「簿記を知らない人向け」に最適化されている分、すでに簿記の知識がある人には、かえって入力の自由度が物足りなく感じられる場面があります。また、無料プランだけで確定申告まで完結させることは難しく、実質的に有料プランが前提になる点も理解しておきましょう。
とはいえ、はじめての青色申告を「とにかく完走したい」という目的であれば、freeeの分かりやすさは大きな武器になります。
よくある質問
Q. freeeは簿記の知識がなくても確定申告までできますか?
はい、簿記の知識がなくても進められるように設計されています。日常的な言葉で取引を入力でき、銀行・クレカ連携で仕訳の多くが自動化されるため、はじめての方でも確定申告書の作成までたどり着きやすいソフトです。ただし、最終的な内容の正確性は利用者の責任になるため、不安な点は税理士にご確認ください。
Q. 無料プランだけで青色申告はできますか?
無料で試せる期間はありますが、確定申告書の作成・提出を継続的に使うには有料プランが前提になる場合がほとんどです。青色申告で65万円控除を狙うなら、複式簿記に対応したスタンダード以上を選ぶのが現実的です。最新の料金は公式の料金ページで確認してください。
Q. 月払いと年払いはどちらがお得ですか?
継続して使う見込みがあるなら、年払いの方が費用を抑えられます。月払いは始めやすい一方で、年額換算では割高になります。まず無料期間で使い勝手を確かめ、続けられそうなら年払いに切り替えるという進め方が無難です。
Q. freeeとマネーフォワード・弥生は何が違いますか?
ざっくり言うと、freeeは「簿記を知らない人向けの分かりやすさ」、マネーフォワードは「ある程度簿記がわかる人向けの自由度」、弥生は「初年度無料の手軽さとシェアの安心感」が強みです。自分の簿記レベルと重視するポイントで選ぶとよいでしょう。